転職で役立つ志望動機・転職理由の作り方

転職するさいの志望動機、転職理由を何にするかは悩みの種ですよね。

 

「生活のために金が欲しいからだよ!」

ブラック企業で廃人寸前 助けてください><」 

 

なんてストレートに本音で言って共感を得られることは少ないでしょう。過去一人だけその理由を言うべきと熱く持論を語っていた社長さんがいましたが、そんな人はかなりレアでしょうね。

 

という訳でガキスケが転職における志望動機や転職理由の作り方を説明します。

 

■基本的な考え方

志望動機や転職理由を考える前に面接で企業側が知りたい点の確認から説明します。

企業が応募者の知りたい点としては主に下記の事項が挙げられます。

 

1.すぐに辞めない人材であるか

2.コミュニケーション能力があるか

3.職種にマッチしているか

4.社風にマッチしているか

5.面接官(上司となる人)と馬が合いそうか

 

 1-5のうち、4・5は運しだい。これで落ちても気にしないでください。雇用契約は結婚みたいなもので、採用担当のフィーリング一つで不採用は普通にあります。そして、これを応募者が予期して対応するのは無理ゲーです。

 

運に左右されないところで、応募者がコントロールできる点は1-3です。面接するさいには、この3点に対して企業側が納得できる説明をしましょう。

 

■志望動機は転職理由とセットで作る

この方法の利点は「すぐに辞めない人材である」「コミュニケーション能力がある」ことを面接官に印象付ける利点があります。1度で二度おいしいってやつですね。

 

非常に効果が高いアプローチですので、志望動機で悩む人はまずこの方法で志望動機を考えましょう。

 

この方法により転職理由、つまり今の会社を辞めたい(辞めた)理由を志望動機とリンクさせることであなたの話に一貫性が産まれます。一貫した話ができる人は説明能力があるとコミュニケーション能力が評価されます。

 

さらにこの説明により現職を辞める理由が志望動機とリンクし、現職の不満が転職先では解消されるわけですから、あなたがすぐに辞めない人材であることもアピールできます。

 

例えば、 

 

例1)EC物流センター管理⇒食品メーカーSCM

この例ではEC(通販)の物流センター管理から食品メーカーSCMへの転職理由です。転職理由としては「物流全般の管理をしたいが、社内ではキャリア形成が難しいため」を転職理由にできます。

 

ちなみにSCMとはサプライチェーンのことで、調達物流・倉庫・製造・納品と会社の在庫・部品・原料・完成品などに関わる物・情報の流れ全般の動きと理解してください。

 

前職のEC物流センター管理は物流の動きの中で一つに機能特化したキャリアで全般の管理はできません。全般管理をしたいという目的のための転職ということで、転職する理由と希望理由がマッチしています。

 

転職理由と志望理由させることで、転職することが前向きである印象を採用担当に与えることもメリットの一つですね。

 

この理由の作りかたのコツとしては、現職と転職先の「あるなしリスト」を作りましょう。現職には何があるのか・ないのか、転職先では何があるのか・ないのか。それらを箇条書きに並べた上で、転職先にある内容が現職では達成できない内容を見つけましょう。それがあなたの志望動機になります。

 

■志望理由に自分の強みを活かせることをアピールしよう

自分の力を存分に活かせること自体が立派な志望理由になります。

 

転職では即戦力が求められますので、応募することの前提条件は職種がマッチしているかどうかは大きなポイントです。ですので、自分の経験が活かせることも志望動機の一つになります。

 

自分の経験値がどのように企業側のメリットになることを伝えることで、「職種にマッチしているか」の3番目の必要項目を満たす満たすことができます。

 

 ■転職理由がパワハラなどネガティブなもの

パワハラなど人間関係で辞めることが真の理由でも、その点は触れないほうが無難だとガキスケは思います。理由としては

 

・会社のことを他で悪口言うやつだと思われる

・自分の会社でも人間関係でやめるのではないか

 

と相手に思われるからです。今務めている会社にどんなに不満があっても、現職の評判を落とす可能性のある内容は極力避けましょう(というかガキスケは基本いいません。)。

 

ギリギリOKな内容としては

 

毎月80時間で残業が多い

「40時間くらいの残業はOKだが、ワークライフバランスを充実させたい」的な理由はOKだと思います。面接官によっては共感する人もいますので。ただ、残業を減らすために、あなたがどのような努力をしたのかも改善エピソードも説明されたほうがなおよいです。

 

▶ 職場で干されてる

職場で干されている場合には、もろに「職場で干されている」とは言わないでください。そんな奴普通雇いませんから(´・ω・`)

 

この場合は理由を変えて「もっと仕事がしたい」とどん欲なやる気を満たせないことを理由に転職したいと表現しましょう。

 

 ▶入る前と入った後のギャップがあった

入社する前のイメージと入社後の実際の仕事にギャップがあったことも理由にできます。ただし、ギャップを埋めるためにどのような努力をしたか、または入社前は知る由もなかったことを説明する必要があります。

 

例えば・・・

「希望していた職種と違う仕事になった」

「転勤なしのはずが勤務地が遠くなった」

 

など、会社都合に該当しうるものなども理由にできます。

 

 

例はほかにもありますが、基本的な考え方としてネガティブな表現は避けるようにしましょう。

 

 ■終わり

いろいろ書きましたが、ネガティブなことを言わずに一貫性がありポジティブなイメージで志望動機や転職理由を述べれば、面接官の印象はよくなります。

 

この記事が多少の参考になれば幸いです。